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ちなみに、ITY堂は、都内に31店、首都圏では105店を抱える。

マスコミなどが首都圏発の情報をよりどころにしていることを考えると、関西発のIOがイメージ的に後れをとっていることがわかる。 反対に、関西などではITY堂の知名度ははるかにおとるのではあるが。

九州はIOのスーパーマーケットを全国展開する上で最も遅れた地域だった。 九州では2002年2月現在、「九州JSC」が総合量販店のJSCを13店、MAXBを4店、また沖縄では「琉球JSC」がJSC18店、MAXBー1店を展開している。
IOは総合量販店を展開する地域子会社の業態別統合をほぼ完了しているが、九州JSCと琉球JSCはそのままとなっている。 これは、このふたつの地域会社が、総合量販店とスーパーマーケットのふたつの異なる業態を同時に展開しているためだ。

また、九州には九州JSCのほかに、「西九州Wマート」が、通常サイズのスーパーマーケット16店と、大型のスーパーマーケットであるMAXB2店を運営している。

2002年2月、IOは経営破綻した九州最大の小売業「K屋」から、スーパーマーケット「くらし館」40店、売上高360億円を買収した。
それに続いて、K屋の子会社でスーパーマーケットを運営する「ハロー」から49店、売上高400億円を買収した。 この結果、一気に760億円を売り上げるスーパーマーケットを持つことになった。

そしてこれらを運営する新会社「MAXB九州」を設立した。 126店出店するには、10年以上かかってしまう。 IOは10年分の出店を一気に手に入れたということになる。 設備投資額の節約だけでなく、この時間の節約、スピードも価値がある。

手薄だった九州で一気に挽回MAXB九州は、数年以内に、九州JSCの運営するスーパーマーケットと、西九州Wマートを統合することになっている。 統合が実現した場合には、売上高が1000億円に乗り、同じく1000億円台の地元勢の「タイョー」や「サンリブ」と並ぶ。
そして業界大手としては、百貨店「I屋」のスーパーマーケット子会社「SN」を買収した「九州SY」の売上高700億円を上回る会社となる。 九州のスーパーマーケット戦略は大きな課題として残っていたが、破綻企業が運営する店舗の買収によって、文字通り一気に上位グループの一角を占めることができた。

ところで、IOの全国規模のスーパーマーケットチェーン構築戦略は、スーパーマーケットを展開する子会社7社によって展開されている。

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